ものづくり高度計測技術開発チームでは、理化学研究所 和光キャンパスに小型中性子源を建設し2012年に中性子線を出す予定です。
中性子利用研究は国内ではJAEAの研究用原子炉(JRR3)、J-PARC、京都大学原子炉(KUR)において幅広い研究が展開され、他の量子ビームプローブとは異なる優位点は高く評価されています。またものづくり産業における非破壊測定手法としての中性子利用の有効性は近年注目を集めています。
時代は今、科学から工学への展開の時期に入っており、小型中性子源の開発はin houseでの簡便な中性子利用に導く可能性を有しています。
近い将来の産業界における中性子源のin house利用が大型装置のさらなる有効利用をもたらすことが期待されています。
当チームでは産業に限らず広い社会利用も視野に入れた中性子利用の有効性、安心、安全をもたらす中性子利用、イメージング、構造解析、物質解析等の新たな展開について検討します。
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